今日は少し珍しいケースを紹介していきましょう。
この方（３０代女性）は、いつもは肩や腕の痛みでいらっしゃっているのですが、今回は歩いていて右足のモモや外側に違和感と張りを感じるとのことで来院されました。
内臓下垂が足の違和感や張りにつながる！？
まず足周りを触診していくと、左に比べて右足の方がくすぐったい感覚が強く、過敏な状態にありました。次に股関節や膝関節の動きを調べてみましたが、特に問題はなく、股関節を曲げる（足をあげていく）筋肉に筋力低下が見られたので、内臓下垂が疑われました。
その他、骨盤の捻れや腸の機能低下などがありました。
治療では、骨盤の捻れをとるような治療と内臓を下から押し上げるようなアプローチをしていきました。そうすると足の違和感と張りが全く消え、くすぐったさもなくなりました。ご本人もそれについてはビックリされていましたが、こういったことはよく起こることです。
腸の機能低下や普段の姿勢が関わっている場合が多いと思います。
今日のpoint
今回の足の痛みの原因は、「座った時の姿勢や消化不良、内臓機能の低下などの理由により内臓下垂が起こっていたため」でした〜。
内臓下垂があると、子宮を圧迫したり、血管や神経、筋肉までにも圧がかかることがあります。こういったことで足の張りや違和感が出ることはよくあることで、私の臨床でも数多くの方に見られますね。
予防としてはベルトなどの身体を締めるものを緩めて座ることやお腹に重たい荷物などを持つことは避けたり、食事の姿勢も重要になってきます。また内臓や消化の状態が悪い方にこういった下垂が多くみられるのは、決して偶然ではないでしょう。
K.K.
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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
を担っています。
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